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【2015年度 最後の会頭メッセージ】

会頭メッセージ 2015.12.31

2015年度の日本青年会議所基本理念
「文化と文明が生み出す 底知れぬ力による 日本再興」

文化と文明。

なぜ2015年度の日本青年会議所は、この2つの相反するキーワードに拘ったのか?

所信の中で、
「文化は心の拠り所であり、文明は希望である」と書かせて頂いた。
これを別の表現を用いれば、
「文化は求心力であり、文明は遠心力である」と表現することができるであろう。
求心力と遠心力。
この両者のバランスが取れてこそ、世の中は安定するのである。

人類は向上心があるがゆえに、より効率的効果的な社会を求め、
所謂文明優先の社会を構築してしまう。
つまり現代社会は常に遠心力が強まった状態。
しかし、この潮流は決して悪ではなく、これまで我々の希望となり、
我々に活力を与えてきたのである。

ただ一方では、グローバリズムという強烈な遠心力に対し、
相対的に求心力が弱まっていることに気付かなければならない。
つまり心の中から徐々に文化が失われつつあるのである。

では、なぜ文化がそれほどに必要なのか?

例えば、産業。
文化は人を惹きつける求心力だけではなく、世界では文化が高付加価値として評価され、
あらゆる形で産業基盤を創りあげているのである。

勿論日本も同様である。
万世一系世界最古の自然国家を築き上げた日本人の精神が宿った文化は、
日本を救う救世主となり得るのであろう。
世界は好む好まぬ関係なく文明つまり遠心力が強く働く。
その遠心力に負けないよう文化つまり求心力を強めていく。
その中で改めて我々は「日本の底知れぬ力」を実感するのである。

我々が「文化と文明」のバランスがとれた社会を描いた時、地域から日本は必ず再興できる。
そして、これがJC運動の原点であると私は考えている。
100年前のセントルイスもそうであったように。

公益社団法人日本青年会議所
第64代会頭 柴田 剛介

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